テーマ : 裾野市

「災害対応強化を」 市長に答申書提出 裾野市水道審議会

 諮問機関の裾野市上下水道事業審議会は6日、村田悠市長に答申書を提出した。「水道、公共下水道、簡易水道事業ともに計画通り進ちょくしている」とした上で、能登半島地震を踏まえ、付帯意見で災害対応の強化などを求めた。
 自然災害に備えた危機管理体制の構築、水道基盤整備、職員の増員を要望した。特に職員数は「県内で上位に位置するほど少ない」とし、事業継続や技術継承、被災時の早期復旧に懸念を示した。
 各事業についても、経費回収率が100%に達していない下水道事業は「使用料の段階的な改定を早急に検討する必要がある」と指摘。簡易水道事業は「一般会計からの繰入金がなければ運営が成り立たない」と強調し、抜本的な解決を訴えた。
 審議会は有識者や区長、使用者代表ら委員10人で各水道事業の経営状況を確認した。

いい茶0

裾野市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞