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キャンプ場へ食材 ドローンでお届け 裾野で県など実証実験

 静岡県などは2日、ドローンで生鮮食品を運ぶ実証実験を裾野市内で行った。ネットスーパーで注文し、キャンプ場に届ける想定で、肉や魚を約4・5キロの距離を約6分で運んだ。

ドローンに肉や魚を積み込む担当者=裾野市伊豆島田
ドローンに肉や魚を積み込む担当者=裾野市伊豆島田

 実験はエアロセンス(東京)の垂直に離着陸する固定翼型ドローンを使用。ハマキョウレックスの子会社HMKネクサス(浜松市南区)が運用に協力した。エブリィビッグデー裾野店(裾野市伊豆島田)で販売するステーキ肉やホタテ計800グラムをドローンの機体に収納。店の近くから遠隔操作と自動操縦で高度100メートル、最高時速70キロで航行し、同市茶畑のキャンプ場フィールに無事届けた。
 県産業革新局の田中伸佳技監は「キャンプ場など近くに店のない場所に届ける需要は日常的に想定される」と期待。HMK社の内田貴啓社長は「荷主として関わる小売店との関係を生かし、2025年の実稼働を目指したい」と語った。

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