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つらら洞窟に出現 厳冬期の裾野・富士山麓

 裾野市須山の十里木氷穴で、洞窟内につららが出現している。天井からこぼれ落ちる水滴が富士山麓の厳しい寒さで凍りつき、ここかしこで棒のように垂れ下がっている。

厳しい寒さで洞窟内に出現したつらら=裾野市の十里木氷穴
厳しい寒さで洞窟内に出現したつらら=裾野市の十里木氷穴

 温暖化の影響でつららが現れる期間は年々短くなり、今年も年末になってからようやく、厳冬期ならではの神秘的な光景が洞窟内に広がり始めた。水滴の多い場所は天井に加え、地面にもつららを作っている。
 十里木氷穴は約1200年前に、富士山の側火山である鑵子山(かんすやま)から噴出した溶岩流によってできた複合溶岩樹型。製氷機のなかった時代は、天然の氷を求めて多くの人が洞窟を訪れていたという。

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