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裾野市バス「往復」検討 利便性向上へ試験運行 1日から

 裾野市は4月1日から、自主運行する路線バス「市内循環線」で試験的に往復運行を始める。期間は9月末までの半年間。10月から新しい運行形態に再編する計画で、循環型から往復型への完全移行も検討する。

往復試験運行の路線図
往復試験運行の路線図


 日中に運行する循環ルート便を継続しながら、朝夕の時間帯に試験運行する。JR裾野駅前を発着点に東西と南北をそれぞれ結ぶ往復ルートとし、曜日を変えながら運行。折り返す拠点のバス停は北部「岩波富士見橋」、南部「水窪」、東部「青葉台団地」、西部「東急千福ケ丘」で、北部便は新たに「トヨタ自動車東日本前」を経由する。
 市内循環線は廃止路線を引き継ぎ、2022年4月に運行を始めた。裾野駅前を中心に市内を「8の字型」に走行しているが、乗客から「時間がかかる」「片道しか利用できない」といった意見が寄せられていた。乗客は高齢者が多く、市都市計画課は往復運行について「通院や買い物に利用しやすくなる」とみる。
 市は試験運行の効果を検証し、運行形態やルートを含む再編計画をまとめる方針。
 (東部総局・杉山諭)

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