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浸水被害の楽団 裾野市に訴訟準備 スプリンクラー問題

 裾野市民文化センターでスプリンクラーが突然作動した浸水被害で、管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)は22日、施設設置者の裾野市を相手取った損害賠償請求訴訟の準備をしていると明らかにした。
 楽器の修理費や、けがをした楽団員の治療費などの被害額を精査し、年末か年明けに同市に請求する。折り合いがつかなければ訴訟に踏み切るか判断する。芸術監督・指揮者の中原朋哉氏は同日、静岡市内で開いた記者会見で、請求額が1点1千万円を上回る楽器が複数あるとの見解を示した。
 事故原因を「特定できない」とした市設置の事故調査委員会に対しても、「原因は明らかでありながら結論をゆがめた」として法的措置を検討していると説明した。
 被害発生から24日で1年。裾野市は「楽団員の皆さまにご心労をかけた」として和解金を支払う姿勢を示している。

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