テーマ : 裾野市

裾野東中生、連句で大臣賞 国民文化祭のジュニア部門 「伝統文化の面白さ実感」

 裾野市の東中3年生5人が、国民文化祭の連句ジュニア部門で最高賞の文部科学大臣賞に輝いた。生徒はこのほど、市役所に村田悠市長を訪ね、「入賞するとは思っていなかったので驚いている。とてもうれしい」と喜びを語った。

国民文化祭の最高賞受賞を報告する生徒=裾野市役所
国民文化祭の最高賞受賞を報告する生徒=裾野市役所

 本年度の国民文化祭は昨年10~11月に石川県で開かれた。最高賞に選ばれたのは相坂紬生さん、石川侑空さん、大森真帆さん、高橋隆聖さん、小柴勇登さん。連句をリードする「さばき」の指導者を含めた表合わせ6句「人気者」の巻を創作した。
 詠んだのは2年生だった一昨年の12月。「ストーブや期間限定人気者」を発句にサンタクロースや韓国のアイドルグループ、恋心などを思い浮かべ、連ねた。5人のうち4人が市役所を訪れ、「日本の伝統文化の面白さを感じた」「言葉で思いを伝える大切さを学んだ」などと感想を話した。
 東中の3年生122人は昨年度、同市に墓所がある室町時代の連歌師・宗祇について学び、外部講師の「裾野市宗祇法師の会」が指導して連句を作った。当時の作品を国民文化祭に出品し、最高賞のほか、入賞2点、入選7点、努力賞3点を受賞した。
 (東部総局・杉山諭)

いい茶0

裾野市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞