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速度注意 路面に光文字 来年 裾野市など実証実験 次世代型道路灯、AI 活用

 裾野市とNTTコミュニケーションズ、スタンレー電気などは2024年1~2月、スマート道路灯とローカル5Gを利用した交通安全対策の実証実験に取り組む。小学校や児童館に面した同市伊豆島田の市道路面上に、LED照明で「速度注意」などと光の文字を描いて注意喚起し、効果を検証する。


 人工知能(AI)カメラや路面描画装置を搭載したスマート道路灯と、特定のエリアで独自の通信環境を整備するローカル5Gによる交通安全課題の実証実験は国内の自治体で初めて。AIの画像認識機能で通行車両の速度を検知し、路面描画と道路脇の電光掲示板で注意を呼びかける。
 データを収集・分析して、速度超過車両数の割合を実証実験前と比較する予定。13日に東京で開かれるビジネスフォーラムで、村田悠市長らが取り組みを紹介する。
 同市では今年2~3月、スマート道路灯で「凍結注意」と表示する官民連携の実証実験を行った。路面描画を見た運転手の43%が減速、9%が停止し、「一定の効果があった」と分析する。ローカル5Gで通信環境を整えるなどして、スマート道路灯のさらなる活用方法を検証する。
 (東部総局・杉山諭)

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