沼津観光振興 実務を学びに 日大生が成果報告
日本大国際関係学部(三島市)で観光を学ぶ宍戸学教授のゼミは28日、沼津市と連携して取り組んだ観光プロモーションの活動報告会を同学部校舎で開いた。観光関係者が学生の発表を聞き、講評した。
ゼミは2021年度から沼津市と観光誘客に取り組んでいる。2年目の今年は主に宿泊施設、旅行ビジネス、地域観光の3グループに分かれ、研究した。市内のホテルや周辺スポットを紹介する動画を作製し、交流サイト(SNS)に投稿した他、銅食器づくりとバーベキューなどをセットにしたツアーコースづくり、原地区のマップ作製などの成果を報告した。
出席した観光関係者からは「人の動きや笑顔が見える発信を」「さまざまな素材を掛け合わせることで、新たなコンテンツが生まれる」などの意見が上がった。旅行ビジネスを研究したグループの3年柿本愛友さん(21)=静岡市=は「地域の方の協力で、学生ではできない体験ができた。沼津に愛着が湧いた」と話した。