再編曲の沼津市歌 HP公開 市制100年記念 「自然やノスタルジー感じて」 新正午チャイム 20日から
沼津市は15日、市制100周年を記念して再編曲した市歌の新しい楽譜や音源をホームページで公開した。ピアノや吹奏楽、オーケストラなど6パターンを掲載。同報無線から流れる正午の市歌のチャイムも20日から新たに収録した音源を使用する。
市歌は1955年に愛鷹村など4村との合併時に制作。童謡「めだかの学校」で知られる故中田喜直氏が作曲、市内の小学校長を務めた故高橋清氏が作詞した。市は市制100周年記念事業として同市の音楽家川口三郎さん(51)に編曲を依頼、1月に再録音した。
川口さんは15日、市役所を訪れ、頼重秀一市長に楽譜の完成を報告した。川口さんは「沼津の自然やノスタルジーを感じてほしい。次の100年へ多くの人に演奏、歌ってもらいたい」と期待した。
市は4月1日から庁内の電話の保留音も市歌に変更する。再録音した市歌を収録したCDも制作、3月26日から市立図書館で貸し出すほか、小中学校などに配布する。
(東部総局・尾藤旭)