すごろくで沼津巡り 静岡文化芸術大 学生団体が作成
静岡文化芸術大（浜松市）の学生団体Ａｌｅ（エール）が、沼津市内の名所をすごろく形式で紹介するボードゲームを作成し、同市に寄贈した。各スポットを写真と説明文で紹介するガイドブックも同封し、沼津を広くＰＲする内容に仕上げた。
メンダコなど海の生き物のコマを使って市内を模したマップを回り、ゴールを目指すゲーム。マスには、仲見世商店街や伊豆・三津シーパラダイスなど沼津ならではのスポットを選んだ。同大デザイン学科２年の犬束朱里さん（２０）が友人ら１０人と団体をつくり、実際に市内に足を運んで完成させた。
犬束さんは長崎県出身。同市が舞台のアニメ「ラブライブ！サンシャイン！！」が好きで沼津を知ったという。大学には沼津をよく知らない学生もいたため、「もっと知ってもらいたい」と制作を企画した。
小学生以上が対象で、今後、市内の生涯学習教室や放課後教室などで使用する予定。犬束さんは「私が魅了された沼津の魅力を、市民に再認識してもらいたい。市外の人が訪れるきっかけになったらうれしい」と語った。
団体を代表して犬束さんが市役所を訪れ、頼重秀一市長にボードゲームを手渡した。制作には市制１００周年記念市民提案事業補助金を活用した。
いい茶0
