新6年生のため学習机の天板新しく 沼津片浜小、地元企業も協力
沼津市の片浜小6年生約50人が15日、新6年生に気持ちよく新学期を迎えてもらおうと、同校で長年使用した学習机の天板を新しくした。地元企業が協力し、耐久性とメンテナンス力に優れたひのき柄のプラスチック状の天板を重ね張りして改修した。
児童は「せーの!」と声を合わせて、新しい天板がずれがないように丁寧に取り付けた。改修した学習机は5年生が進級後に使用する。鴨野玄篤君(12)は「大切に使ってくれるとうれしい」と笑顔を見せた。
同校卒業生で、建築資材を販売する不二高(同市)の高島弘光社長が、開発した天板を無償提供した。高島社長は張り替えで生じる廃材の削減、子どもにSDGs(持続可能な開発目標)に取り組む大切さを学ぶ機会になると考えたという。「母校だし、思い入れのある学校。子どもには少しでも良い環境で学校生活を送ってほしい」と思いを語った。