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テーマ : 沼津市

沼津市防災対策 課題ただす 避難所マニュアル 7カ所で未作成 遺体安置所設定施設が閉館 市議会一般質問

 沼津市議会2月定例会は29日一般質問を行い、6氏が登壇した。能登半島地震を受けて市の防災対策に関する質問が相次ぎ、運営マニュアルが未作成の指定避難所があることや、地域防災計画で災害時の遺体安置所に設定した施設が閉館し、代わりの場所が未設定のままになっているなど、課題が明らかになった。

 市は49の指定避難所のうち、7カ所で運営マニュアルが未作成だと明らかにした。2013年度から各自主防災会に作成を呼びかけているが、指定避難所ではなく、近隣の公民館などでの避難を希望しているため、一部で未作成という。真野正実危機管理監は「残りの避難所にも早急に作成するよう働きかけている」と述べた。
 遺体安置所は設定する3カ所のうち、市民体育館と勤労者体育センターが昨年2月末に閉館した。共に既に解体中で、代替施設の香陵アリーナは指定避難所となったため、安置所とするには課題があるという。土屋仁志福祉事務所長は「地理的条件や交通事情に配慮しつつ、速やかに設定する」と述べた。
 小泉宣子氏(公明党)、高橋秀子氏(共産党市議団)に答弁した。
 (東部総局・尾藤旭、菊地真生)

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