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テーマ : 沼津市

親子でおもちゃカフェ、沼津にオープン 木製で癒やし ママの「あったらいい」を実現

 木のおもちゃで遊べるカフェ「SOWERS(ソワーズ)」がこのほど、沼津市五月町に誕生した。母親2人が子育て中に思い描いた「こんな場所があったらいい」を実現。親も子もゆっくり過ごし、楽しみを見つけられる場所として地域に根付きつつある。

30種類以上の木製おもちゃで遊べるカフェ。親も子も楽しめる場所を目指す=沼津市
30種類以上の木製おもちゃで遊べるカフェ。親も子も楽しめる場所を目指す=沼津市


 93平方メートルの店の約半分を占めるキッズスペースに、スペインの玩具ブランドの人形や岐阜県の木工作家が手がけた手押し車など30種類以上の木製おもちゃを置いた。「木に触れるとリラックスできる」と店主の松浦梨菜さん(31)=同市=。木組みのロフトも子どもに大人気。レイアウトを工夫し、カウンター席はキッズスペースを見守ることができる配置にした。
 松浦さんと高校時代の友人の園原三晴さん(30)=御殿場市=が店づくりに携わった。それぞれ海外で活躍し、現在は故郷で子育て中。「子ども向け施設は親がゆっくりできない」「雨の日に行く場所がない」という共通の悩みを解消する空間にしようと、知恵を出し合った。
 店名の「SOWERS(ソワーズ)」は英語で種をまく人を意味する。木とふれあいながら環境を大切にする意識を持ってほしいと名付けた。肌の色や体格が違う複数の人形を置いて多様性を示すなど、社会問題を考える仕掛けも。ヨガや料理などのワークショップを開催し、松浦さんは「地域の人も含め人間関係づくりの場所にもなれば」と話す。
 英会話教室・学習塾「フリック外語国際センター」2階。営業日などはインスタグラムで。
 (東部総局・矢嶋宏行)

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