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テーマ : 沼津市

富士山噴火想定 防災マップを3月配布 沼津市

 沼津市は14日の市議会総務委員会で、火山現象や避難に関する情報を住民に周知する富士山火山防災マップを作成し、3月15日に市内全戸に配布すると報告した。252地点ある噴火口のうち同市に影響があるのは10地点とし、溶岩流は最短18時間後から最大57日以内に到達することや、住宅地で2~10センチの降灰が予想されることなどを掲載。市はマップを基に2024年度から2年かけて、具体的な避難計画を作成する。
 県などでつくる富士山火山防災対策協議会が昨年3月に改めた富士山火山避難基本計画に基づき、富士山全体の災害想定、噴火警報、溶岩流の流下パターン、市内への溶岩流の想定影響範囲などをまとめた。避難や情報収集の手段、非常時の持ち出し品も紹介している。
 マップ作成は、協議会が21年に改定した富士山ハザードマップ(危険予測図)で、溶岩流の流下範囲が同市に広がったことを受けた対応。04年のハザードマップの策定当時、噴火時の同市への影響は降灰のみとされていたが、流下範囲拡大に伴い、同市は活動火山対策特別措置法(活火山法)に基づく火山災害警戒地域に指定された。

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