公立保育施設 主食提供へ 今秋から沼津市 保護者負担軽く
沼津市は30日までに、市内の公立保育施設で、子供に対する主食の提供を始める方針を固めた。今秋ごろから導入する見通し。
これまでは、おかずの用意は各施設で担い、ご飯など主食は家庭からの持参となっていた。主食も各施設で提供することで保護者の負担軽減を図る。民間の保育園とこども園の一部では、既に給食の形で始まっている。
公立保育施設を利用する保護者から、主食の提供に対する要望が出ていたという。持参による夏における衛生面への懸念もあった。今後、調理器具の準備など導入に向け各施設との調整に着手する考え。
市は第5次総合計画に基づく子育て支援強化の視点から対応を検討してきた。主食提供をはじめ公立保育施設の環境向上などを持続的な子育て支援策として、2024年度の重点施策の一つに位置づけるとみられる。
(東部総局・高橋和之)