ちゃんちゃらおかし「大瀬まつり」 豊漁祈願の勇み踊り、沼津で漁船集結
駿河湾に春の訪れを告げる「大瀬まつり」が4日、沼津市の大瀬崎にある大瀬神社で開かれた。市内各地の漁港から大漁旗や紅白幕で華やかに飾った漁船「踊り船」が集まり、豊漁と航海の安全を祈願した。
早朝まで降っていた雨がやみ、神社近くには多くの見物客が訪れた。海上の踊り船では長じゅばんをまとい、顔を白く化粧した青年や子どもたちが「勇み踊り」を披露。「ちゃんちゃらおかし、ちゃらおかし」という独特なかけ声に合わせて扇を手に踊った。踊りに加わった同市西浦江梨の小林龍征君(11)は「船の上でみんなと踊るのが楽しかった」と笑顔を見せた。
飛龍高の和太鼓部や、沼津市立高と中等部のバトン部も演舞を披露し、会場を盛り上げた。