大学のゼミを疑似体験 沼津東高生が研究発表
沼津市の沼津東高は18日、総合的な探究の時間の活動「沼東ゼミ」の探究発表会を同市のプラサヴェルデで開いた。多様化するキャリア形成を見据え、大学のゼミ学習を疑似体験する本年度からの取り組み。1、2年生約370人が関心に基づきテーマごとに研究した。
1年生は「株を使って余裕を持った大学生活を送るには」「マフラー音はなぜ愛されているのか」など身近な疑問からテーマを設定し、半年間探究した成果をポスター発表した。普通科2年生は政治、経済、化学、スポーツ、音楽などの多分野に分かれ、1年次に研究した内容をさらに深掘り。スライドにまとめて口頭発表し、県内外の大学教員や大学院生による講評を受けた。
三菱みらい育成財団による助成事業の一環。発表前には、リクルートワークス研究所の古屋星斗主任研究員が、転職を前提とした次世代のキャリア形成について講演した。