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テーマ : 沼津市

沼津市 若手が改革「成果」 技術職員 採用実績 試験倍率が3倍 民間視点で適性検査

 沼津市の若手職員による庁舎内改革「市役所新時代創造プロジェクト」が着実に成果を出している。技術職員の採用実績では、プロジェクト発足前に比べ、試験倍率が3倍、採用人数が3・6倍に上昇した。21日、プロジェクトメンバーが市役所で市幹部に向けて成果報告会を開いた。

プロジェクトの成果を報告する青島さん=沼津市役所
プロジェクトの成果を報告する青島さん=沼津市役所


 報告会では、職員意識、人事評価、職員採用、広報、ICT(情報通信技術)の五つの改革をプロジェクトリーダーの青島大輔さんが発表した。青島さんは「今は小さな一歩に過ぎないが、未来の沼津市にとっては大きな一歩になるはず」と強調した。
 職員採用チームは2022年度から、技術職員採用試験の一般教養と専門試験を廃止し、民間企業の採用試験で使われる総合適性検査「SPI」を導入。募集開始も民間企業に合わせて6月から3月に早め、12月に追加試験を実施するなど他市町に先駆けて改革し、成果につながった。チームリーダーの神尾美知宏さんは「他県の事例を参考に試験を見直した。一定の成果があった」と話した。
 職員が庁舎内の気づきを発信するツール、広報アドバイザー、庁内外問わず使用できるパソコン導入、職員の挑戦が評価される仕組みなども報告された。
 (東部総局・天羽桜子)

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