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テーマ : 沼津市

あわしまマリンパークの再開 債権者側「破産申し立ても選択肢」

 2月に閉館した沼津市の水族館「あわしまマリンパーク」のオーナー関連企業の債権者代理人が1日、長泉町内で記者会見し、水族館再開には、運営会社「淡島マリンパーク」が抱える訴訟や多額の債務を法的に処理する必要があるとの考えを示した。その上で「債権者からの破産申し立ても一つの選択肢」と述べた。

閉館した「あわしまマリンパーク」=2024年2月、沼津市
閉館した「あわしまマリンパーク」=2024年2月、沼津市

 同館のオーナー関連企業「AWH(旧淡島ホテル)」の一部債権者の会の代理人を務める原和良弁護士は、水族館運営会社がAWHの破産管財人との間で水族館の施設所有権を巡り訴訟となっている上、未償還の社債や、最終的に未確定分も含め、債務は少なくとも2億円以上あると指摘。「事実を知れば、引き継ぐ企業は出てこないのでは」と推測した。この現状から「再開するのならば本来は破産手続きし、裁判所の下で譲渡先を探すのが唯一の道」と強調した。

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