漁師踊りで大漁祈願 沼津市戸田の諸口神社祭典
沼津市戸田の御浜岬先端に鎮座する諸口神社の祭典(祭典委員会、戸田漁業協同組合主催)が4日、同神社と道の駅くるら戸田で開かれた。神事で大漁と航海安全を祈願し、地元住民らが奉納芸能を繰り広げた。
県指定無形民俗文化財「戸田の漁師踊り・漁師唄(うた)」保存会は、紀州から伝わったとされる踊りと唄を披露した。漁を取り仕切る家に福を届ける場面で幕開け。船上から銛(もり)でクジラを突く姿を演じ、荒波にもひるまない漁師の心意気を示した。
中学生はソーラン節、NPO法人戸田塩の会会員らは富士山をテーマにしたかっぽれを踊った。演歌歌手山川豊さんらのステージも来場者を楽しませた。