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テーマ : 沼津市

杉山病院の名称変更 「沼津はまゆう病院」 賢仁会、サービス充実

 医療法人社団賢仁会はこのほど、沼津市錦町の杉山病院の名称を「沼津はまゆう病院」に変更し、経営の中核メンバーを一新した。患者の自宅療養を支援するサービスを充実させた。病院や福祉施設も含め、患者や家族が療養場所や形を選択できるようにする。

家族が宿泊可能な、みとり部屋。療養の場所や形を選べるようサービスを拡充している=沼津市の沼津はまゆう病院
家族が宿泊可能な、みとり部屋。療養の場所や形を選べるようサービスを拡充している=沼津市の沼津はまゆう病院

 療養病棟に常駐する理学療法士が患者の状態に合わせたリハビリを行い、自宅復帰を後押しする。まずは往診、将来的には訪問診療を始める予定で、復帰後も「かかりつけ医」として寄り添う。
 2月に就任した飯塚尭(ゆたか)副院長(41)は、集団感染が発生した横浜港のクルーズ船などで新型コロナ対応に従事した。患者と家族が距離を取らざるを得ない状況を嘆き、「患者と家族が納得できる医療」を志した。「病院に合わせてもらうのではなく、病院が家族の一員となり不安を取り除く」と強調する。
 病院で療養する患者と家族向けの機能も拡充する。家族が宿泊可能な、みとり部屋を設けた。土日祝日も面会可能にし、オンライン面会の導入準備も進める。
 外来の診療科目は従来の内科と外科、睡眠外来に加え、口腔(こうくう)ケアのニーズの高まりを受けて歯科を始める予定。

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