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テーマ : 沼津市

かけ子監禁 懲役7年 地裁沼津支部判決「特殊詐欺でも役割」

 特殊詐欺グループから脱退しようとした「かけ子」の監禁事件で、監禁や暴行、詐欺などの罪に問われた東京都練馬区、無職の男(32)の判決公判で、静岡地裁沼津支部は24日、懲役7年(求刑懲役8年)を言い渡した。
 判決で室橋秀紀裁判官は、監禁事件で「かけ子の調達や管理の一翼を担っていた被告が、共犯者に指示して犯行を主導した」と指摘。詐欺事件では、特殊詐欺グループの主犯格とかけ子らの間に立って重要な役割を果たしたと述べた。
 判決によると、被告はいずれも無職の男(22)=沼津市、監禁と暴行罪で有罪判決が確定=と別の男(22)=富士宮市、監禁罪で有罪判決が確定=と共謀し、昨年3月、脱退しようとしたかけ子の20代男=詐欺などの罪で懲役6年、控訴=を、乗用車で都内の雑居ビルなどに連行し監禁。無職の男(22)と暴行を加えた。同1~2月にはかけ子の男や会社員の男(21)=詐欺と窃盗の罪で懲役1年6月、控訴=らと共謀し、沼津市や相模原市の男女宅に親族をかたって電話をかけ、現金計4500万円をだまし取るなどした。

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