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テーマ : 政治しずおか

下水道料引き上げ 一般汚水11・69% 伊豆の国市運営審

 伊豆の国市下水道事業運営審議会はこのほど、諮問を受けていた下水道使用料の改定について、一般汚水1立方メートル当たりの使用料を115・5円から129円に11・69%の引き上げが必要と答申した。市は答申内容を踏まえて市議会9月定例会に下水道条例改正案を提出する予定で、来年4月からの料金改定を目指す。

山下市長に下水道使用料の改定に関する答申書を手渡す植松会長(右)=伊豆の国市役所
山下市長に下水道使用料の改定に関する答申書を手渡す植松会長(右)=伊豆の国市役所

 下水道事業の健全運営に向けて将来的に一般会計からの基準外繰り入れを解消するため、値上げが必要と判断した。答申では、2カ月当たりの基本料金(20立方メートルまで)は2310円から2580円に引き上げ、前回の2018年の改定時には据え置いた営業用温泉汚水使用料は一般汚水と同率の1立方メートルあたり55円から61円への引き上げが望ましいとした。他市町が導入する使用量に応じた累進制の検討も求めた。
 市役所で山下正行市長に答申書を手渡した植松清一会長は「健全な運営を期待している」と述べた。山下市長は「企業会計の下水道事業は独立採算であることを市民にしっかり説明し、料金改定を理解してもらいたい」と話した。

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