長泉町議会、表決を「見える化」 手話言語条例案で電子採決システム使用
長泉町議会3月定例会は25日の最終本会議で、手話言語条例案の表決に電子採決システムを使用した。表決を可視化して耳の不自由な人らにも議場の進行を理解してもらうのが狙い。町議会事務局によると、システム導入は県内初とみられる。
同システムは議場に設置したモニターと、町ホームページで配信する議会生中継に「賛成」「反対」の議員数と名前を表示する。システム導入は1日の本会議に議員発議で提出され、可決していた。同条例案は全会一致で可決した。
議場で見守った身体障害者福祉会ろうあ部の大川みゆき部長は「情報が画面にぱっと表示されて、分かりやすかった」と喜んだ。
町議会は昨年6月定例会から、音声認識表示システムも採用している。