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テーマ : 政治しずおか

体罰・暴言排除へ宣言 静岡県教委、高体連など5団体共同

 静岡県教委と静岡県の高体連、高野連、高文連、中体連の5団体は13日、生徒に対する部活動での体罰や暴言をなくすための共同宣言を発表した。各団体の課題や適切な指導方針を共有した上で、宣言では「生徒の良き支援者になろう」と教育現場に呼びかけた。

部活動での体罰や暴言の防止に向け、共同宣言を発表する池上重弘教育長(中央)と4団体の代表者=13日午前、県庁
部活動での体罰や暴言の防止に向け、共同宣言を発表する池上重弘教育長(中央)と4団体の代表者=13日午前、県庁

 宣言のタイトルは「No!ハラスメント Be!サポーターズ」。生徒の主体性や自律性を尊重するとし、「体罰・不適切な言動といったハラスメントは断固として排除しなければならない」と明記した。
 5団体は2023年7月に初めての会合を実施し、共同宣言を作成することを決めた。13日までに部活動の競技や特性ごとの問題意識を共有し、各団体が重点的に取り組む内容もまとめた。競技単位のハラスメント防止講座を行ったり、顧問への助言を行う特別委員会を立ち上げたりするという。
 県庁で各団体の代表者と宣言を発表した池上重弘教育長は、運動系だけでなく文化系の部活動でもハラスメントは起きうるとの認識を示し、「人権意識をアップデートしていくことも重要」と強調した。
 県教委によると、23年度の県教委所管教職員の懲戒処分は24年3月時点で18件となり、22年度の14件を上回った。18件のうち、わいせつ行為、体罰、不適切な言動など児童生徒が対象の事案は9件に上る。

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