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テーマ : 政治しずおか

二階氏 次期衆院選不出馬 「重い決断」と受け止め 元二階派・静岡県内議員

 自民党の二階俊博元幹事長が25日、自身が率いた二階派(志帥会)の政治資金パーティー裏金事件の政治責任を明確にするため、次期衆院選へ出馬しないと表明したことについて、同派に所属した県内国会議員は「重い決断をした」などと一様に理解を示した。
 細野豪志氏(衆院静岡5区)は「本人が熟慮を重ねた上で、責任をとると判断されたのだろう。党(の処分)に先んじての決断はさすがだ」と評価した。無所属だった2019年に特別会員として同派に入会したことが、その後の入党につながった経緯もあり、二階氏への感謝も繰り返した。
 勝俣孝明氏(衆院静岡6区)は「政治家にとっての出処進退に関する決断だけに、非常に重い」と受け止めた。派閥の会長としてだけでなく、党全体でも大きな存在だったとして、今回の決断が裏金事件を抱える他派閥にも「影響するのではないか」と見通した。
 若林洋平氏(参院静岡選挙区)は「国土強靱化(きょうじんか)や地方創生、観光立国といった政策面で尊敬し、二階派に入った。寂しい」と漏らした。「一連の状況を考え、自ら政治責任をとる行動に出たのだと思う。受け入れるしかない」とも述べ、勝俣氏と同様に「他派閥にも相当、影響はある」と指摘した。
 (東京支社・関本豪)

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