フィンランドの国会議員ら来訪 県庁、医療施策など共有
日本の医療福祉の視察などを目的に来日したフィンランドの国会議員団がこのほど、県庁を訪れて川勝平太知事と面談し、高齢者を取り巻く課題などを共有した。
来訪したのは、同国会社会保健委員会の議員ら15人。約1週間の滞在中に厚生労働省や国会を訪ね、子ども食堂なども視察した。県内では、県庁や静岡社会健康医学大学院大、県立総合病院を訪問し、医療や健康寿命に関する施策などを聞いた。
川勝知事との面会で、クリスタ・キウル委員長は「どうすれば長く健康でいられるかや高齢者サービスを学びたい。フィンランドは医療福祉に予算を投じているが日本と似た問題を抱えている」と述べた。
本県への訪問は、昨年11月に開催された「駐日外交団による県内視察ツアー」に参加した駐日フィンランド大使館からの依頼で実現した。