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テーマ : 政治しずおか

指揮統制連携 論点に 首相 日米首脳会談へ見通し

 岸田文雄首相は1日の参院決算委員会で、10日に米ワシントンで開く日米首脳会談では、自衛隊との円滑な連携に向けた在日米軍司令部の機能強化が議題に上るとの見通しを示した。「一般論として指揮統制の観点からの連携強化は、相互運用性と即応性を高めるためにも非常に重要な論点だ」と述べた。「安全保障をはじめ、政治、経済と幅広い分野で意見を交わしたい」とも語った。
 北朝鮮による日本人拉致問題や核・ミサイル開発問題も取り上げるかどうか問われ「予断を持って申し上げることは控えるが、米国をはじめ国際社会との緊密な連携は不可欠だ」と指摘した。
 会談の意義を「国際社会がさまざまな課題に直面する今だからこそ日米の固い結束を改めて確認し、幅広く突っ込んだやりとりを行いたい」と強調。10日は会談に加え公式夕食会に出席、11日には米連邦議会の上下両院合同会議で演説すると説明した。
 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた議員処分を巡り「派閥幹部としてどのような役割を果たすべきだったのかといった政治責任も、判断しなければならない」と主張した。政治資金規正法改正を今国会で実現すると重ねて表明。「諸外国の制度運用を参考にしながら党として詰めている」と答弁した。
 JR東海が2027年開業を断念したリニア中央新幹線品川-名古屋間の整備に関し「一日も早い開業に向け、関係自治体やJR東海と連携しながらしっかり取り組む」と語った。

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