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テーマ : 政治しずおか

三島駅南口トイレ再整備で議論 撤去知らず「市民からお叱り」 市議会

 三島駅南口東街区再開発事業の着工に伴い撤去された公衆トイレなどの再整備を巡る議論が8日、三島市議会2月定例会一般質問で繰り広げられた。パブリックコメント(意見公募)を実施している駅前広場の整備計画案には明記がなく、永田裕二氏(新風会)が必要性を訴えた。撤去の周知が間際だったこともあり、豊岡武士市長は「市民から『知らなかった』とお叱りを受けた」と反省を口にし、周辺でのトイレ機能確保に努める意向を示した。
 南口東側駐車場内のトイレは昨年10月、再開発事業の工事に向けた準備のため閉鎖された。市は現在、付近のコンビニエンスストアと協定を結び「公共的トイレ」としての利用を可能にしている。
 永田氏は「公衆トイレの役割を民間に全て任せている状況は好ましくない」と指摘。豊岡市長は「誰もがいつでも利用できるトイレ機能を確保する重要性は高い。広場内への設置の可能性、広場周辺へのトイレ再配置について検討を進める」と答えた。
 昨年12月に撤去された駐車場内の喫煙所についても議論が交わされた。永田氏は駅前広場への再整備を求めたが、市は南口に近い楽寿園の喫煙所に受動喫煙対策を実施したことなどを説明した上で、近年の健康志向の高まりなどを受け「設置への理解が非常に厳しい」との認識を示した。

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