【伊豆市長選 立候補者の横顔】菊地豊(きくちゆたか)氏(無現④ 65歳) 故郷の人と土地を守る
自衛官時代に国連平和維持活動でモザンビークに派遣されていたころ、後輩から伊豆の美しい風景の写真が送られてきた。「生まれ故郷はこんなにもすばらしい」。政治の道に進むきっかけにもなった地元への思いは今も変わらない。5期目を目指し「将来につながるまちづくりをしたい」と気を引き締める。
「災害死者ゼロ」を目標に掲げ、インフラ整備と地域コミュニティーの支援を加速させてきた。「能登半島と伊豆半島の構造は同じ。いつ南海トラフ地震が発生してもおかしくはない。備えが不可欠」と危惧する。
「人と土地を守る」を公約とし、「豊かな観光地や文化、歴史がある伊豆市の土地を生かし、守り、伝えていくという切り口から、市民の皆さんに新たな総合計画を提示させていただく」と訴える。
4期16年の多選批判もあるが、「これまで国と県との連携を強固にしてきた。目指す伊豆市の形ができてきたと思う」と実績を示し、市民の声に耳を傾けていく姿勢を強調する。
週に1回は自転車に乗ってリフレッシュする。ゴルフやミュージカル鑑賞も趣味とする。