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テーマ : 政治しずおか

【川勝知事会見】水問題、返水不要の意向に見解 総意は「流域が判断」

 リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川水問題を巡り、県くらし・環境部の池ケ谷弘巳理事は13日、田代ダムの取水停止期間中であれば県内での高速長尺先進ボーリングにより湧水が県外に流出しても、JR東海に返水を求めないとした流域市町の意向について、「総意かどうかは流域の皆さんが判断すること。そういう意見が多かったという認識」との見解を示した。同日の知事定例記者会見で質問に答えた。
 大井川流域10市町に意向確認した結果について川勝平太知事は、多くの市町が「山梨県側への流出量が、取水停止により大井川で増加する水量の範囲内であれば」との前提条件を付けた上で、返水を求めないと回答したと説明した。個別の市町の発言や、返水不要と答えた市町数について、池ケ谷理事は「公表を前提に(市町に)了解を取っていない」として明らかにしなかった。
 川勝知事は2月26日の定例記者会見で、10市町の総意かどうか確かめる必要性を指摘していた。
 また、川勝知事はJRの環境保全対策の実施状況を確認する国土交通省モニタリング会議の座長に就いた矢野弘典氏(公益財団法人産業雇用安定センター会長)にも言及し、「非常に立派な人格者。高潔な人。公正中立な会の運営をされると期待している」と述べた。

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