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「南アルプス学」研究費を助成　学会が公募　１件最大５０万円

　静岡県や研究機関で構成し、南アルプスの自然環境や生物多様性の研究を進める「南アルプス学会」（会長・佐藤洋一郎ふじのくに地球環境史ミュージアム館長）は、南アルプスの貴重な自然や歴史、文化などを未来に引き継ぐために学術的な体系化を図る「南アルプス学」の研究費を助成する。２９日まで助成対象となる研究を公募している。
　研究テーマは自然科学、人文・社会科学など分野を問わない。教育・研究機関などに属する教員や研究員、大学・大学院生をはじめ、南アルプス学の探求に意欲がある人、グループが対象。１件あたり５０万円を上限に全額助成する。研究期間は２０２５年２月末までの原則１年以内で、最大３年まで可能（１年ごとに審査あり）。
　助成制度は２３年度に始まり、２８件の応募があった。このうち、南アルプスの水生昆虫類や植物、地質をはじめ、農山村地域の生活史など７件が採択された。募集要項などの詳細は県ホームページに掲載している。
　問い合わせは同学会事務局＜電０５４（２６０）７１１１＞へ。

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