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テーマ : 沼津市

鉄道高架事業 ドローンで進ちょく撮影 沼津市と県、発信強化へ

 JR沼津駅付近の鉄道高架事業を進めている沼津市と県は、事業に関する情報発信の強化に乗り出した。1月に着工した事業の前提となる新貨物ターミナルの進み具合を伝えようと、上空から現場の様子をドローンで撮影。市は近く、ホームページでの公開を始める。

上空から見た新貨物ターミナルの工事現場。ドローンで撮影した写真から工事の進展度が分かる=沼津市(東部総局・山川侑哉)
上空から見た新貨物ターミナルの工事現場。ドローンで撮影した写真から工事の進展度が分かる=沼津市(東部総局・山川侑哉)
事業を紹介する新貨物ターミナル通信。第2号(右)は全市域で見ることができる=沼津市役所
事業を紹介する新貨物ターミナル通信。第2号(右)は全市域で見ることができる=沼津市役所
上空から見た新貨物ターミナルの工事現場。ドローンで撮影した写真から工事の進展度が分かる=沼津市(東部総局・山川侑哉)
事業を紹介する新貨物ターミナル通信。第2号(右)は全市域で見ることができる=沼津市役所

 ターミナルの基盤整備に向けた敷地造成と調整池築造の両工事の現状を示し、今後も多額の費用と時間を要する事業への市民の理解を深めるのが狙い。工事開始前と最新の現場を掲載し、予定通りに進んでいることを強調する。
 静岡新聞社は10日、実際に確認しようと、市に報告した上で本社ドローンによる撮影を行った。敷地造成(約1・3ヘクタール)と調整池築造(約1・4ヘクタール)は来年3月末までの予定で「今のところ順調に進んでいる」と市沼津駅周辺整備部の平野明文部長。現場をドローンで見ると、JR東海道線と住宅や事業所に挟まれた11・8ヘクタールで複数の重機が稼働。まだ手つかずで草むらが残る部分と地面が掘られ土がむき出しの着工箇所が“色分け”され、工事の進行度を確認できた。
 同部推進課によると、工事は富士市方面に向かって東から西へ進めているという。市はSNSも活用して事業を広くPRすることも検討する。

 ■冊子「新貨物ターミナル通信」 全市域へ
 沼津市と静岡県は6月、新貨物ターミナル整備の進展や工事の特徴をまとめた冊子「新貨物ターミナル通信第2号」を発行した。多くの市民の目に留まるよう市内の全地区センターや商業施設、スーパーといった全市域に初めて置いた。
 創刊号は昨年12月に発行した。ターミナルの地元の原地区(原新田、一本松、桃里)の自治会館に置いたほかは各組での回覧のみだったが、今年1月の新貨物ターミナル着工を受けて、第2号は「全市域で手に取れるようにした」と市沼津駅周辺整備部推進課の武田仁主査。
 A4判1枚で両面に記されている。各施設の利用者数に応じて5~30部ずつ置いた。

 

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