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“アート”な生ごみ処理機 伊豆の国の就労支援事業所 デザイン工夫「地域に彩り」

 伊豆の国市の就労継続支援B型事業所「ブルービート」がこのほど、オリジナルデザインの生ごみ処理機「キエーロ」を製作した。アート作品風のデザインを施し、「生ごみが減り、地域に彩りが増える」と同事業所は広く利用を呼びかけている。

アート作品風のデザインを施したキエーロを紹介する池谷さん(中央)=伊豆の国市
アート作品風のデザインを施したキエーロを紹介する池谷さん(中央)=伊豆の国市


 キエーロはふた付きの木箱で中に黒土を入れる。黒土の中に生ごみを埋め、生息する微生物が分解する。同事業所はキエーロの普及活動に取り組む裾野市のグループの指導を受けて製作を始めた。
 池谷史郎施設長(47)がデザインの仕事に従事した経験を持つことから、同事業所は日々の作業にアート創作活動を積極的に取り入れている。木工やイラスト描きが得意な利用者も多いことから、アート作品やオブジェとしても楽しめるキエーロを作ることにした。
 箱の表面にヤンバルクイナやカワセミなどの絵を描いたり、色を塗った木の切れ端を貼り付けて猫を表現したりして、計8種類を作った。軽量化に取り組み、ふたにストッパーを付けるなど、使い勝手にもこだわった。池谷施設長は「利用者は何よりも楽しんで製作に励んだ」と話した。
 キエーロの価格は5500円。問い合わせはブルービート<電0558(79)3153>へ。
 (大仁支局・小西龍也)

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