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テーマ : 選挙しずおか

大詰めの御殿場市議選 当選ライン900票前後か 御殿場地区8人しのぎ

 任期満了に伴う御殿場市議選(4日投開票)は現職13人、元職2人、新人7人の計22人が21議席を巡り、活発な選挙戦を繰り広げている。新人の多くが地盤の固さや動き出しの早さ、フットワークの軽さなどの強みを生かして現職の票田に食い込む勢いを見せる。「1人が落選」の選挙だが、現職は選挙後の立ち位置を見据え、1票でも多い集票に注力する。
 投票率は過去最低だった2020年1月の前回選の51・43%を下回り、50%を切るとの観測もある。当選ラインは前回選に近い900票前後の可能性があり、上位勢との票差は千票以上になるとみられる。
 人口が最も多い御殿場地区は8人が出馬し、激戦に。辻川氏は幅広い年代の浮動票を狙う。川上氏は教育や医療の充実を訴える。池谷氏はスポーツや文化活動の顔が広い。高木氏は組織票に上積みを図る。神野氏は自衛隊関係のほか、地元を手堅く抑える。横山氏は救急隊員の経験と空手の人脈が武器。後藤氏は多彩な行事に積極参加し認知度を高める。本多氏は地元の集票に注力する。
 富士岡地区は新人3人。小林昌氏は地元の団結力の強い支援がある。森氏は党の看板を押し出して熱量の高い活動を展開。勝又氏は地区票と推薦を受けた自民党関係の上乗せを図る。
 原里地区は阿久根氏が労組の厚い支援を受ける。菅沼氏は農業関係者への働きかけなど活発な動き。中島氏は自衛隊関係の取りこぼしを防ごうと腐心する。永井氏はサイクリング推進の実績も強み。勝間田博氏は党の支持基盤を固める。
 玉穂地区は3人が名乗りを上げた。前回選トップ当選の林氏は市全域への訴えに余念がない。高村氏は地区票に加えて学校関連の票も取り込む。芹沢氏は市職員時代のネットワークも持つ。
 前回選で4人が立候補した高根地区は現職2人が出馬。小林恵氏は党支持層をまとめる。田代氏は地区の代表者として広く浸透している。
 印野地区は前回選同様、立候補者は勝間田幹氏のみ。スポーツで培った人脈を生かす。

立候補者<届け出順、定数(21)―22>
 林義浩   61 無現 寝具製造販売業
 辻川公子  72 無現 ギャラリー経営
 川上秀範  45 無現 市バスケ協会長
 阿久根真一 59 無現 電線製造会社社員
 菅沼芳徳  68 無現 議長 
 高村芳章  67 無新 市環境衛生推進協会長
 池谷晴一  73 無元 行政書士 
 小林昌美  63 無新 行政書士 
 森順    54 参新 身体均整師
 高木理文  67 共現 党市委員長
 中島宏明  65 無現 隊友会支部顧問
 小林恵美子 62 公現 党御殿場東支部長
 勝間田幹也 65 無元 市柔道連盟会長
 永井誠一  62 無現 飲食業 
 芹沢勝徳  58 無新 御殿場看護学校事務長
 神野義孝  68 自現 隊友会支部顧問
 勝間田博文 68 公現 党御殿場西支部長
 勝又正人  61 無新 食料品卸売会社役員
 田代耕一  66 無現 御殿場わさび組合長
 横山大   36 無新 ロケ支援会社役員
 後藤真弥  32 無新 個人投資家
 本多丞次  56 無現 仕出し業
 

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