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テーマ : 選挙しずおか

須藤氏4選 富士宮市長選 圧倒的な知名度、終始優勢保つ

 統一地方選後半戦の静岡県内3首長選と10市町議選が23日行われ、即日開票された。富士宮市長選は現職の須藤秀忠氏(76)=自民、公明両党推薦=が新人で元市議の望月則男氏(44)を退けて4選を果たした。投票率は45・80%だった。

富士宮市長選の当選を喜ぶ須藤秀忠氏(中央)=23日午後10時40分ごろ、同市
富士宮市長選の当選を喜ぶ須藤秀忠氏(中央)=23日午後10時40分ごろ、同市
富士宮市長選で当選を決め、支援者と喜び合う須藤秀忠氏=23日午後10時55分ごろ、同市宝町
富士宮市長選で当選を決め、支援者と喜び合う須藤秀忠氏=23日午後10時55分ごろ、同市宝町
富士宮市長選の当選を喜ぶ須藤秀忠氏(中央)=23日午後10時40分ごろ、同市
富士宮市長選で当選を決め、支援者と喜び合う須藤秀忠氏=23日午後10時55分ごろ、同市宝町

 富士宮市長選は須藤氏が圧倒的な知名度で高齢世代を中心に支持を集めて4選を果たした。
 須藤氏は44年の政治経験で培った後援会組織と人脈を駆使して終始優勢を保った。自身が誘致に尽力した県富士山世界遺産センターと富士山本宮浅間大社を結ぶ動線整備の加速を強調。ハード整備と同時に、子育て支援も充実させるとして現役世代からの一定の支持も手放さなかった。
 望月氏は仮称・郷土史博物館構想の白紙化をはじめ、市政の刷新を訴えたが、出馬表明が告示1カ月前と出遅れた分を巻き返すには時間が足りなかった。

品格のまちへ 集大成4期目
 「当確」の一報が午後10時35分ごろ、富士宮市宝町の須藤秀忠氏の事務所に届いた。須藤氏が集まった支援者の前に現れると、大きな拍手で迎えられた。
 須藤氏は万歳三唱の後に花束を受け取り「苦しい、厳しい選挙だったが、多くの支えで勝利することができた」と謝意を示した。満面の笑みで支援者と固い握手を交わした。
 須藤氏は4期目を、一貫して掲げる「富士山に恥じない品格のあるまちづくり」の集大成と位置づける。富士山本宮浅間大社を中心に自然と調和した中心市街地形成を加速させる考えを語った。
 直前の対抗馬出現に加えて双方が挙げた争点がかみ合わず、投票率は過去最低を記録した。須藤氏は「批判合戦には応じず、横綱相撲で正々堂々戦おうと思っていた」と振り返った。

 富士宮市長の略歴 須藤秀忠氏(すどう・ひでただ)家業の古物商などに従事し、1979年から富士宮市議5期、99年から県議3期を務めた。2011年の市長選で初当選して3期。富士宮市出身。静岡大法経短大卒。同市外神東町

■富士宮市長選開票結果 (当選者の丸数字は当選回数)
 当26,404 須藤秀忠 無現④
  21,832 望月則男 無新
 ▽投票総数 48,895
 ▽有効 48,236
 ▽無効 659

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