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テーマ : 選挙しずおか

共産との連携に「ノー」 立民静岡県連幹事長・曳田県議 連合静岡推薦取り消し

 連合静岡は17日に静岡市駿河区で開いた執行委員会で、立憲民主党静岡県連幹事長の曳田卓県議(69)=沼津市=の推薦取り消しを決めた。関係者によると、4月23日投開票の沼津市議選で共産党の候補者にため書きを送り、連携を図ったことなどが理由。立民と共産は過去の衆院選で候補者調整を図ったこともある関係だが、立民最大の支援組織である連合は共産との協力に否定的な立場を維持していて、改めて「ノー」を突きつけた格好だ。
 4月9日投開票の県議選を控えていた曳田氏は自分の票の上積みも期待し、沼津市議選の共産新人候補にため書きを送ったとされる。連合静岡はこの行為について、連合と相反する政党、団体などと連携しないとする誓約書の内容に反すると判断した。曳田氏は沼津市議選で自民系候補にもため書きを送ったほか、地元地協の推薦議員で構成する会派とは考え方が異なる候補の出陣式に参加したという。
 曳田氏は取材に「(自分が)勝つために必死だった。処分については粛々と受け止める」と答えた。立民の県議(2人)で連合推薦候補はいなくなった。渡辺周立民県連代表(衆院比例東海)は今後の連合静岡との連携について「齟齬(そご)が生じているわけではない」と述べ、影響は限定的だとの見方を示した。
 県議選沼津選挙区は前回の4から3に減った定数を現職4人が争う激戦区だった。曳田氏は1万4854票を獲得して3番手で4選を果たし、落選した候補者とは566票差だった。

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