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テーマ : 選挙しずおか

中野市長が就任 浜松市役所に初登庁 職員に訓示「元気なまちに」

 浜松市長選で初当選した元総務省課長の中野祐介氏(53)が1日、新市長に就任した。市役所で行った就任式では職員に向けて「皆さんは同志。浜松をもっと元気なまちに、浜松をより良いまちにできるよう、共に全力で頑張っていきたい」と訓示し、中野市政のスタートを切った。

職員に迎えられる中、初登庁する中野祐介市長=1日午前、浜松市役所(浜松総局・山川侑哉)
職員に迎えられる中、初登庁する中野祐介市長=1日午前、浜松市役所(浜松総局・山川侑哉)
市長室の椅子に座り、名刺を手にする中野祐介市長=1日午前、浜松市役所(浜松総局・山川侑哉)
市長室の椅子に座り、名刺を手にする中野祐介市長=1日午前、浜松市役所(浜松総局・山川侑哉)
職員に迎えられる中、初登庁する中野祐介市長=1日午前、浜松市役所(浜松総局・山川侑哉)
市長室の椅子に座り、名刺を手にする中野祐介市長=1日午前、浜松市役所(浜松総局・山川侑哉)

 午前8時過ぎに登庁し、幹部職員約150人の出迎えを受けた。花束を受け取ると、深く頭を下げて市長室へ。市長の椅子に腰を掛け、「80万都市のかじ取りを任された重責を感じる」と表情を引き締めた。

 ■就任式
 進学で故郷を離れた自分自身を職員にとっての「よそ者」と表現しながら、地方自治や地方創生に携わった経験に触れ、「根っこは浜松にある。地域をよくしたいとの思いは皆さんと同じ」と伝えた。その上で「地域を変えるのはよそ者、若者、ばか者といわれる。自分も要素を持っている」と紹介。選挙で掲げた「浜松から地方創生」「安心、安全な地域づくり」「持続可能な都市・浜松」の実現へ、速やかに取り組む考えを強調した。

 ■偉大な先輩
 手本として挙げたのは明治期の初代浜松市長、鶴見信平氏。軽工業中心の産業構造を転換し、重工業を軸とした産業都市の礎を築いた功績をたたえ、「今も、まさに時代の大転換期。偉大な先輩のように未来につながり、発展するまちにしたい」と決意を語った。

 ■初の訪問者
 初めての訪問者は、天竜森林組合(同市天竜区)の和田重明組合長だった。持続可能な森林管理のFSC国際認証を受けた天竜材(ヒノキ)の市長ネーム立てを寄贈された。中野市長は「きれいでいい香りがする。公務の疲れが癒やされそうだ」と笑顔を見せた。

 ■知事にあいさつ
 就任あいさつで、県庁に川勝平太知事を訪ねた。川勝知事が県が整備する新野球場に関連して周辺地域のにぎわい創出を求めると、中野市長は「施設ができて終わりでなく、それを核にどうまちづくりをするかが重要。まちの元気に結びつけていく」と説明。中野市長からは豪雨災害に備えた河川改修などでも県との連携を要請した。

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