公明党 比例東海に新人西園氏擁立へ 衆院選、元国交省官僚
公明党静岡県本部は7日、県庁で記者会見を開き、次期衆院選の比例東海ブロック候補者として、元国土交通省官僚で党団体局次長の新人西園勝秀氏(55)=静岡市葵区=を擁立すると発表した。同席した比例東海ブロックの現職大口善徳氏(68)は「世代交代や後継者育成は大事だ」と述べたが、自身の進退は白紙だとして明言しなかった。
同日の党中央幹事会で決まった。西園氏は国交省勤務時代の2012年4月から3年余り静岡県に出向し、港湾局長を務めた。「港湾や道路などのインフラ整備を促進し、南海トラフ地震をはじめとする自然災害から人々の暮らしと命を守りたい」と抱負を述べた。
西園氏は千葉県船橋市出身。北海道大大学院修了。1995年に旧運輸省に入り、国交省港湾局技術基準審査官、国土技術政策総合研究所津波・高潮災害研究官などを歴任。22年7月から復興庁参事官を務め、今年8月に退職した。