清水町長選 立候補者アンケート
清水町長選は一騎打ちの戦いを繰り広げている。候補者に町の諸課題に対する考えを聞いた。※届け出順
山本文博(やまもと・ふみひろ)氏(無新・65歳)
清水町の将来像は
富士山や柿田川による豊かな緑と水を守り、人と自然が共生し、誰もが生活の足に困らない町を目指す。都会と田舎がほどよく混ざり、新しいけど何か住みやすいこの町を、災害に強い誰もが安心して暮らせる町にする。5小中学校を3小中一貫校に再編し、将来の世界を担う子どもたちに育てる。
老朽化する南小の北校舎についての考えは
現状の南小は洪水浸水想定区域に立地している。毎年発生する内水氾濫ごとに、徳倉地先の町民は不足している避難所を求めて右往左往している。最優先で町民の命を守ることが町長としての責務であり、町民の命を救うための避難所、救護所の機能を持つ小学校を安全な立地に移設することが必然。
交通渋滞にどう対応するか
多くの右折渋滞と危険箇所を関係団体と再協議し、1カ所ずつ丁寧に改善を進める。病院や商業施設循環を念頭に、誰もが生活の足に困らない自動運転バスを運行する。狩野川新橋整備の加速を国・県に働きかける。都市計画道路の玉川卸団地線は町民との話し合いを再開し、必要があれば道路位置を見直す。
地域経済の活性化策は
卸団地を中心とした官民連携のバスターミナルを新設し、中小企業や創業・事業承継への支援を進める。弥生時代から続く肥沃(ひよく)な農耕地を有効利用し、地産地消を促進する。徹底した市場調査を図り、売れる商品をふるさと納税返礼品として開発し、創業と雇用を生み、稼げる町にする。
関義弘(せき・よしひろ)氏(無現①・69歳)
清水町の将来像は
歩いて暮らせるまちづくりを進め、暮らしやすさに磨きをかける。循環バスの利便性を高め、自家用車に頼らず公共交通のみで商業施設や病院、公共施設に行けるような「笑街健幸(しょうがいけんこう)」都市を創る。
老朽化する南小の北校舎についての考えは
南小の北校舎は現在地で建て替えをする方針。子どもたちが安全・安心に学校生活を送れるよう整備する。狩野川の堤防の強靱(きょうじん)化と狩野川放水路の機能向上を図り、浸水想定区域全体の安全性を高める。
交通渋滞にどう対応するか 地域経済の活性化策は
東西交通は、都市計画道路の西間門新谷線の進捗(しんちょく)を図り、南北交通は同じ都市計画道路の玉川卸団地線の整備を進める。東西南北の交通網を整備することで、慢性的な渋滞解消につなげたい。
地域経済の活性化策は
既存事業者のさらなる支援に加え、交通網の整備を図ることにより企業の進出を図る。同時に、起業・創業希望者のサポート体制を充実させることで、地域経済の活性化につなげたい。