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テーマ : 選挙しずおか

統一地方選後半戦 3首長選当選者 一夜明け抱負語る

 統一地方選後半戦の投開票から一夜明けた24日、小山町長選で返り咲いた込山正秀氏(75)は自宅で支援者からの祝福の電話に対応しながら、再び町政を担う高揚感をにじませた。富士宮市長選で4選した須藤秀忠氏(76)、清水町長選で再選した関義弘氏(69)は庁舎で公務に臨み、引き続き市政・町政のかじ取り役を務める決意を新たにした。

当選から一夜明け、新聞紙面に目を通す込山正秀氏=24日午前、小山町一色
当選から一夜明け、新聞紙面に目を通す込山正秀氏=24日午前、小山町一色
市職員にあいさつする須藤秀忠市長=富士宮市役所
市職員にあいさつする須藤秀忠市長=富士宮市役所
当選から一夜明け、書類に目を通す関義弘町長=24日午前、清水町役場
当選から一夜明け、書類に目を通す関義弘町長=24日午前、清水町役場
当選から一夜明け、新聞紙面に目を通す込山正秀氏=24日午前、小山町一色
市職員にあいさつする須藤秀忠市長=富士宮市役所
当選から一夜明け、書類に目を通す関義弘町長=24日午前、清水町役場

「エネルギーみなぎる」返り咲き 小山町・込山氏  小山町長選で4年ぶりに町長に復帰した込山氏は、同町一色の自宅で自らの当選を伝える新聞紙面に目を通した。「エネルギーがみなぎってくる。町職員と一緒に4年間を突っ走る」と力強く語った。
 選挙戦で訴えた政策では子育て、産業拠点整備など九つの柱に94事業を結びつけた。「三来(みらい)拠点事業の推進や移住定住の促進、教育環境の充実を、スピード感を持って進める」と話した。
 勝因を「町に行政が遅れているという空気感があった。そこに『再稼働』の訴えが刺さった」と分析する。一方で自身に対する多くの批判票があったことも認め、「しっかりと意見を聞き、目に見える結果を出すことで理解を求めていきたい」と述べた。
市街地整備に意欲 富士宮市・須藤氏  富士宮市長選で4選を決めた須藤氏は同市外神東町の自宅で選挙結果を報じる新聞に目を通しながら、「富士山の景観を生かした市の玄関をつくる」と、1期目から注力する中心市街地整備の加速に向けて意気込みを語った。県富士山世界遺産センターと富士山本宮浅間大社周辺の用地取得については「丁寧に交渉して整備の実現を取り付ける」と述べた。
 直前の立候補だった対抗馬の新人に約5千票差まで詰め寄られたことに対して「私への批判票が結集した」と振り返った。争点に挙がった仮称・郷土史博物館構想については「任期の4年間で完成しなくてもいい」との考えを明かし、自ら市民と意見を交わす機会の設定に意欲を示した。
 市役所では職員に「市民であることに喜びを感じられる、人情あるまちづくりを進めよう」と笑顔で呼びかけた。
普段と同様に公務 清水町・関氏  清水町長選で再選した関氏は午前7時50分ごろに登庁し、庁舎を一巡した。副町長時代から続ける職員への朝のあいさつを行った後、決裁文書に目を通すなど普段と変わらずに公務をこなした。
 関氏は「公務をやりながらの厳しい選挙だった」と振り返った。選挙期間中も町長の責任を果たしたいと職務代理者は立てなかった。勝因は、自身や親族で町内全域を回って政策や実績を訴えたことや後援会が戦略的に動いたことと分析する。「批判票が思ったより多かった。重く受け止めている」とした。
 公約に狩野川の浸水対策や給食費の負担減などを掲げたが「まずは教育施設の整備を着々と進めていく。町民と一緒に未来をつくっていきたい」と気を引き締めた。

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