静岡大教授の下村氏擁立へ 御前崎市長選
2024年4月14日投開票の任期満了に伴う御前崎市長選で、静岡大グローバル共創科学部教授の下村勝氏(54)を市内の元政治関係者ら住民有志が擁立することが12日までに複数の関係者への取材で分かった。下村氏は取材に対し「慎重に検討していきたい」と述べた。
複数の関係者によると、下村氏は出馬に前向きな姿勢を示していて、市内で後援会発足に向け準備が進んでいる。
下村氏は旧御前崎町出身。静岡大大学院電子科学研究科博士課程を修了し、現在は同大学発ベンチャー会社代表取締役などを兼任している。電子材料工学を専門的に研究し、脱炭素に向けた取り組み推進や教育環境の充実などを訴えるとみられる。
現職の柳沢重夫市長(77)は不出馬の意向を示している。次期市長選には、新人で医療支援団体の理事長青田修二氏(53)も出馬を表明していて、選挙戦になる公算が大きい。