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テーマ : 選挙しずおか

大詰めの南伊豆町議選 竹麻地区、激戦の様相 投票率70%割り込むか

 30日投開票の南伊豆町議選は、定数11に対し15人が立候補した。直近3回は定数プラス2~3の争いだったことから、激しい選挙戦が予想される。特に沿岸部の竹麻地区に候補者が集中した。当落線上で混戦模様になっている。
 町内でも南中地区に次ぐ票田の竹麻地区からは7人が名乗りを上げた。特に湊エリアは4人が出馬し激戦の様相。横嶋氏は他地域も含め組織票を固めているとみられる。宮田氏は自然保護などを訴えて3期目の議席確保を目指す。岩田氏は2度目の挑戦で、次点だった前回選の雪辱を期する。自身も移住者の高元氏は一層の移住推進を掲げる。
 竹麻地区のうち議長が退いた手石エリアでは、副議長で防災力強化を訴える比野下氏と、元町幹部の大年氏が立候補。青市エリアの長田氏も含め、候補者のいない南崎地区にも浸透を図っている。
 町内最大の票田の南中地区からは3人が立候補。上賀茂エリアでは渡辺氏が返り咲きを狙う。下賀茂エリアでは7選を目指す漆田氏が労組関係に浸透。初挑戦の安藤氏は観光施設支配人で知名度がある。同地区は前回トップ当選で県議に転出した加畑毅氏(自民)の地盤だが、加畑氏の前回票は他地区を含む自民系候補に流れるとの見方が強い。
 南上地区は前々回トップの清水氏が手堅くまとめる。三浜地区は伊浜エリアの7期のベテラン斎藤氏が引き締めを図っている。西子浦エリアは元区長の杉原氏が新たに手を挙げた。
 三坂地区は前回2番手だった蝶ケ野エリアの稲葉氏が堅調。黒田氏は一色エリアを拠点に他地区からの集票に余念がない。
 前回選の投票率は71・03%と7割を超えたが過去最低だった。今回は70%を割り込むとの予想もある。過去2回の当選ラインは350票前後。今回は候補者乱立に加え下位が混戦との見方が強く、下がる可能性もある。

 立候補者(届け出順、定数11―15)
渡辺  哲 75 無元 町老人クラブ支部長
安藤 広和 54 無新 熱帯植物園支配人
稲葉 勝男 79 無現 社会福祉法人理事長
宮田 和彦 62 無現 神職 
杉原伊三郎 68 無新 [元]西子浦区長
岩田  稔 61 無新 酒店経営 
横嶋 隆二 66 共現 党南伊豆支部長
長田美喜彦 75 無現 造園業 
清水 清一 67 無現 農業 
斎藤  要 78 無現 観光会社役員
黒田利貴男 58 無現 獣肉加工会社社長
高元幸治郎 58 無新 銀行員 
大年 美文 64 無新 手石月間神社氏子会長
比野下文男 76 無現 町社協副会長
漆田  修 78 無現 不動産賃貸業

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