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テーマ : 選挙しずおか

富士宮市長選 立候補者アンケート

 任期満了に伴う富士宮市長選は23日に投開票を迎える。選挙戦を繰り広げる現職の須藤秀忠氏(76)=自民、公明推薦=と元市議の望月則男氏(44)に市政の諸課題や政策を尋ねた。※届け出順

須藤秀忠(すどうひでただ)氏(無現③・76歳)

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 世界遺産富士山の保全とまちづくりの在り方は
 富士山の顕著で普遍的価値を保護・保全していくため、将来世代へ確実に富士山の持つ哲学を伝える継承活動が重要。清流神田川沿いを「清流の美」「空間の美」「庭園の美」をキーワードに品格のある中心市街をつくる。

 出生数減少の原因と打開策は
 晩婚化・女性の社会進出などが考えられる。安心して子どもを産み育てられるよう、2024年度から市独自で子ども医療費の無償化を実施する。第2子以降の保育料無償化、給食費無償化については国に働きかけを行う。

 地域経済の活性化に向けて行政がすべきことは
 創業希望者、経営全般の総合相談窓口となる「ビジネスコネクトふじのみや」の体制強化を図る。観光クーポン事業への補助や、イベント・お祭りの積極的な実施と開催支援、畜産業への粗飼料の高騰分の一部補助を行う。

 新たな公共施設整備に関する考えは
 (仮称)郷土史博物館は、次世代を担う人たちに富士宮の歴史や文化を伝承していくために大変大事なものである。その必要性を理解してもらえるよう、市民の声をしっかりと聞いて、急がず良いものを建設する。

望月則男(もちづきのりお)氏 (無新・44歳)

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 世界遺産富士山の保全とまちづくりの在り方は
 毎年富士登山をして毎回景色が違うことを体感している。登山客に富士宮の魅力的な資源を認知させることが重要。「富士山のある街」ではなく、「富士山にある街、富士宮」を世界に向けて発信することが重要と考える。

 出生数減少の原因と打開策は
 現在の首都圏向けUターン施策を他都市にも広げる。結婚、介護など人生の節目に戻ってきたくなる医療・子育て環境を整備。心に郷里を求める都会の小学生ら向けの短期留学制度をつくり富士宮に愛着を持ってもらう。

 地域経済の活性化に向けて行政がすべきことは
 起業希望者のチャレンジデーを設け、創業可能になり次第、空き店舗に出店する流れを生む。JR富士宮駅から富士山本宮浅間大社周辺のまちなかに向かう導線を整備する。工業団地整備に加えて稼げる企業を誘致する。

 新たな公共施設整備に関する考えは
 博物館を造る前に、医療・子育てに財源を充てるべき。トップダウン方式の判断ではなく、人口減少の現在、新施設建設は既存施設の統廃合に切り替えるなど、皆の意見を聞いて正しい判断ができるリーダーが必要。

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