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テーマ : 選挙しずおか

静岡市長、清水庁舎改修案 「緊急回避策として選択」 

 静岡市の難波喬司市長は25日の定例記者会見で、老朽化が進む市役所清水庁舎の整備について現時点では、JR清水駅東口に十分な移転先用地がないなどと指摘し「緊急回避策として現地改修案を選択する」と述べた。清水駅東口前のエネオス遊休地を最有力候補地とする新サッカースタジアムとの複合整備案は「全く別物」と否定した。「選択肢としてはあるが、今はその問題について言うべきではない」とも述べた。

静岡市役所
静岡市役所

 現庁舎の耐震改修は「緊急を要するもの」と強調。改修に向けた詳しい耐震診断を本年度中に実施する方針を示した。実際に改修するかどうかは「(耐震診断の)結果によって答えが変わることも、もちろんありうる」と説明した。
 難波市長は市長選に合わせた政策提言で、新スタジアムは施設単体ではなく、商業、公共などの機能を含めて一体的に整備する「次世代型複合パークシティ」案を公表。この日の会見では、新スタジアム建設は民間投資が入る案件のため、さまざまな主体の自由な発想を制限したり、検討の幅を狭めたりする恐れがあるとし「市が率先して施設計画案を描かない方がいい」との構えをみせた。
 また、難波市長は「民間投資判断の不確実性をできるだけ小さくするため、エネオス遊休地の活用上の課題や利用条件を整理する」と話した。液状化と土壌汚染の可能性や、津波対策の在り方を詳細に調べた上で、「(調査結果を)社会に提示することが民間事業者に投資を検討してもらう上で重要」との見方を示した。

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