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テーマ : 裾野市

⚽逆転信じ声援最後まで サッカー女子W杯日本惜敗 アカデミー福島支えた裾野の応援団

 「頑張る姿に勇気をもらった」。健闘及ばず敗れた“ファミリー”に最後までエールを送った。11日、サッカー女子ワールドカップ(W杯)準々決勝を見届けた裾野市の住民応援団。テレビ越しに強豪スウェーデンと接戦を演じた選手らの健闘をたたえた。

日本がゴールを奪い沸き上がる応援団=11日午後6時ごろ、裾野市の富岡地区コミュニティーセンター
日本がゴールを奪い沸き上がる応援団=11日午後6時ごろ、裾野市の富岡地区コミュニティーセンター

 同市に拠点があり、「なでしこジャパン」に選手を輩出しているJFAアカデミー福島女子の住民応援団「サポートファミリー富岡会」が、富岡地区コミュニティーセンターでパブリックビューイング(PV)を開いた。来春、クラブが福島県に拠点を戻すのを機に解散するため、W杯は応援団にとって最後の大舞台。約20人が駆け付け、会場には同クラブ出身の遠藤純選手(エンゼルシティー)から贈られたサインを飾り、ともに戦う気持ちを示した。
 遠藤選手が後半から出場すると会場からは「純ちゃんだ!」と声が上がった。終了間際まで攻めの姿勢を貫いて一矢報いると、応援団は拍手やガッツポーズで喜びを表現した。
 クラブが拠点を置く同市下和田地区の杉山賀春さん(72)は「何年もクラブを応援するうちにサッカーの面白さが分かるようになった。代表の試合まで応援する機会を与えてくれてありがとう」と笑顔を見せた。遠藤選手の母にクラブ時代の活躍を報告したことがある広報担当の湯川史朗さん(72)は「選手たちの頑張る姿に勇気をもらった」。古田多津彦会長(75)は「日本のW杯が終わるのも、クラブの拠点が戻るのも寂しいけど、応援し続けたい」とほほ笑んだ。
 (東部総局・天羽桜子)

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