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テーマ : 選挙しずおか

浜松市議会 女性議員初の30%超え

 9日に投開票された浜松市議選(定数46)で、女性は現職11人と新人3人の計14人が当選し、前回2019年から2人増えて過去最多を更新した。この結果、女性市議の割合が初めて30%を超えた。全体では現職が、出馬した40人中39人当選し、強さを見せた。

浜松市議選当選者の年代別内訳
浜松市議選当選者の年代別内訳
浜松市議会の女性議員数の推移
浜松市議会の女性議員数の推移
浜松市議選当選者の年代別内訳
浜松市議会の女性議員数の推移

 同市議選には新人22人を含む62人が立候補し、無投票の天竜区を除く6区で選挙戦を繰り広げた。このうち、女性の出馬は19人。女性の新人は中、東、西区でそれぞれ、初当選を果たした。女性議員比率は30・4%となり、前回から4・4ポイント増加した。
 超党派の市議でつくる女性議員の会代表で、6選を果たした小黒啓子氏(70)=中区=は「女性議員が女性の埋もれた声をしっかりと拾い、市政や社会を変えていきたい」と話す。
 一方、当選者に占める現職の割合は73・9%から84・8%に上昇。前回12人だった初当選者は7人にとどまった。平均年齢は57・5歳で、現職が増えたため、前回を1・2歳上回った。年代別では、60代が15人と最多で、50代12人、70代8人、40代6人、30代5人と続いた。
 主な会派別でみると、最大会派の自民党浜松が改選前と同じ24人を維持し、過半数を占める見通し。現職1人が引退した市民クラブ(改選前5人)は出馬した現職4人全員が当選したほか、新人3人が加わって7人に増える予定。
 創造浜松と公明党はいずれも現職の5人全員が当選を果たし、改選前の議席を維持する。共産党市議団は現職3人が当選したものの、現職が引退した東区を含む3区に擁立した新人がいずれも落選し、1人減の3人となった。
 投票率は49・39%と過去最低だった2015年を4・11ポイント下回った。

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