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テーマ : 選挙しずおか

難波氏、破顔の圧勝 行政マン「結果出す」 静岡市長選

 静岡県内政令市の有権者は市の新しいリーダーに行政経験豊富な元官僚を選び、まちの未来を託した。9日に投開票された静岡市長選で初当選した国土交通省出身の元副知事難波喬司氏(66)は「感謝を仕事で恩返しする。必ずいい市政運営をする」と笑顔で誓った。 

 午後8時過ぎ、元副知事難波喬司氏(66)の陣営が静岡市葵区に構えた事務所に「当選確実」の一報が届くと、待ちわびた支援者が拍手喝采で喜びを爆発させた。事務所に姿を現した難波氏は支援者に感謝の言葉を繰り返し「政治家と実務家公務員の二つを兼ね備えた政令市長として、結果を出すことに徹底的にこだわる」と意欲を語った。
 清水区の有力企業が擁立段階から支援し、静岡商工会議所前会頭の酒井公夫静岡鉄道会長が後援会長兼選対本部長を担った。自民、公明、立憲民主、国民民主の主要政党から推薦を受け、共産党を除く市議会の全会派(市議47人中43人)の推薦・支持を得た。連合静岡、JAしみず、自治会など300を超える団体・企業の推薦を集め、期待度の高さをうかがわせた。
 昨秋の出馬表明以降、小規模集会を重ねて市民の意見を聴き、選挙戦では最大会派自民党市議団の主導で市内各地を遊説した。これまで国と県の仕事に尽くした〝行政マン〟は地域に入り、市民と接する中で政治家の自覚を高めた。「皆さまからいただいた温かい心を熱量に変え、仕事で恩返しする」。有権者の負託に応える決意を新たにした。

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