若者、活躍できる藤枝に 20~30代市職員が政策提言
藤枝市は11日、20~30代の若手職員でつくるプロジェクトチームによる政策提言発表会を行った。「若者が自分らしく活躍できるまち」をテーマに、仕事や教育、子育てといった分野で計12事業を北村正平市長ら市幹部に提案した。
メンバーは若者の地域定着に向けて、仕事環境の充実や意欲的に学べる機会の創出などが必要だと分析。藤枝市民大学の資格取得コースの充実、「働く人にやさしい企業」認定制度の導入、託児付きコワーキングスペースの設置などを訴えた。
北村市長は「具体性、実効性のある内容だった。関係部局で磨きをかけて、実現に向けて検討していく」と述べた。
提言発表は、若手の意見の反映や人材育成などを目的に2008年度より実施。本年度は11人で組織し、他市町への視察などを通して準備してきた。リーダーを務めたサッカーのまち推進課の片山遥さん(31)は「部局を超えて活動でき、貴重な体験になった。地域の若者がより暮らしやすくなることにつながれば」と話した。