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テーマ : 政治しずおか

補佐官当時、県の肩書で市民集会参加 東郷氏行動に「不適切」 

 3月末に県対外関係補佐官を退任した東郷和彦氏が、補佐官時代に三島駅南口の再開発事業に反対する市民グループの集会に補佐官の肩書で参加していたことが27日、県議会総務委員会の藤曲敬宏委員(熱海市)の指摘で明らかになった。県は「不適切だった」と誤解を招く行動だったことを認めた。
 藤曲委員によると、東郷氏は2016年から団体主催の講演会に講師や助言者として4年連続で参加し、再開発に反対の立場を明確にしていたという。団体作成の資料には補佐官の肩書や「知事の外交戦略や県政運営のアドバイザー」との記載があった。
 県の担当者は「個人としての参加と認識している」としつつも、「事前に参加を把握していなかったが、(肩書掲載など)客観的にみれば不適切だったと言わざるを得ない」とした。
 県は再開発事業に補助金を出す立場。5月31日には再開発組合の設立を認可した。東郷氏を巡っては県は再任するための補正予算案を6月定例会に提出する予定だったが、議会の反対があったことから東郷氏が辞退し、予算案を取り下げた。

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